日立システムズは2018年6月13日、Microsoft Azureの機能をオンプレミスで実現するソフト「Azure Stack」の導入から監視・運用、保守までをトータルに支援するサービス「Azure Stack導入・運用サービス」を発表、同日販売を開始した。中堅から大規模企業向けにAzure関連サービスを拡販し、今後5年間で累計20億円の販売を目指す。
Azure Stackは、クラウドサービスであるMicrosoft Azureの主要機能を、オンプレミス環境に導入可能なアプライアンス製品である。Microsoft Azureと組み合わせることによって、一貫性のある機能と操作性でハイブリッドクラウドを運用できる。
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日立システムズは従来、Microsoft Azureの安定運用を支援するリモート監視・運用などの関連サービスを提供してきた。今回のAzure Stack導入・運用サービスにより、Microsoft AzureとAzure Stackのハイブリッドクラウド環境を対象に運用サービスを提供できるようになった。
サービスモデルやAzure Stackの設置場所などに応じて、3つのメニューを用意した。まず、サービスモデルは、アプライアンスを買い取り型で利用する「SI型(機器売切り)」と、月額制で利用する「マネージドサービス型」の2種類を用意した。SI型(機器売切り)の場合、ユーザーが指定した場所に導入する。マネージドサービス型では、ユーザーが指定した場所に導入する方法と、日立システムズのデータセンターに設置する方法を選べる。
価格(税別)は、SI型(機器売切り)が個別見積もり。マネージドサービス型の月額費用は、日立システムズのデータセンターを利用する場合が約264万円からで、ユーザーが指定した場所に設置する場合が約134万円から。
サービスモデル | 設置場所 | サービス概要 | 価格(税抜) |
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マネージドサービス型 | 日立システムズのデータセンター |
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月額約264万円から(初期費用は個別見積もり) |
ユーザーの拠点(指定した場所) |
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月額約134万円から(初期費用は個別見積もり) | |
SI型(機器売切り) | ユーザーの拠点(指定した場所) |
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個別見積もり |