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ブロックチェーンとQRコードを使って文書の改善を簡単に検知─インフォテリア

2018年6月21日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インフォテリア(現社名:アステリア)は2018年6月21日、ブロックチェーン技術とモバイル機器を活用した文書改ざん検知システムを開発したと発表した。文書登録時にハッシュ値をブロックチェーンに記録しておき、QRコードを使って改ざんを検知できる。ブロックチェーンを業務に適用するコンサルティングサービス(300万円から)のメニューとして、2018年7月2日から提供開始する。

 インフォテリアは今回、ブロックチェーン技術を応用した独自の文書改ざん検知システムを開発した。モバイル端末向けの文書管理・配信サービス「Handbook」を基盤に、文書のハッシュ値を記録・保存する用途でブロックチェーン技術を採用した。簡単に改ざんを検知するための仕掛けとしてQRコードを利用する。

図1●ブロックチェーンとQRコードを使って文書の改ざんを簡単に検知できるシステムを構築・販売する(出所:インフォテリア)図1●ブロックチェーンとQRコードを使って文書の改ざんを簡単に検知できるシステムを構築・販売する(出所:インフォテリア)
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具体的な使い方
アクション 内容
(1)対象の文書をHandbookへ登録 登録する文書のハッシュ値を取得してブロックチェーンに書き込み、文書データはHandbookに格納する。また、改ざん検知用のQRコードをHandbookに保存する
(2)改ざんされていないことを確認 QRコードをスマートフォンで読み込むと、改ざんの可能性を検証する。Handbookに登録されている文書から取得したハッシュ値と、ブロックチェーンに格納されたハッシュ値を比較し、相違がなければ改ざんされていないことになる
(3)Handbookで文書を閲覧 改ざんされていなことを自身で確認した文書を安心して閲覧する

 SIサービス「ブロックチェーン業務適用コンサルティング」のなかで提供する。議事録、契約書、公文書など、あらゆる文書を対象に改ざんの有無を手軽に確認できるため、民間企業、官公庁、地方自治体など幅広いシーンに提案するとしている。インフォテリアではまず、自社事例として、取締役会の議事録を保存する使い方で、2018年7月度の取締役会から導入する。

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