NECとNECプラットフォームズは2018年7月9日、中小規模事業所向けにIP電話の交換機機能やUC(統合コミュニケーション)機能をワンボックス型で提供するアプライアンス機器の後継機「UNIVERGE Aspire WX」を発表、同日販売を開始した。2018年7月25日から出荷する。価格(税別)は、65万5800円から。既存機種「UNIVERGE Aspire UX」の後継にあたる。
UNIVERGE Aspire WXは、中小規模事業者向けの音声電話システムである。内線(IP電話)と外線(アナログ回線/デジタル回線)を利用できる。複数拠点にまたがった内線網を構築するためのIPルーター機能も備える。IP端末として、IP電話機/ビデオ会議端末などの専用機や、ソフトフォン(携帯電話/PHS端末/パソコン)などを利用できる。プレゼンス(在席)表示やチャット機能などを備えたUCソフトも備えている。
写真1●UNIVERGE Aspire WXの外観拡大画像表示
新機種のAspire WXでは、設置スペースが限られている中小事業所に合わせて、従来機種(Aspire UX)と比べて最大で3分の2のスペースで済むようにした。また、アプリケーションボードの追加によって機能を拡張できるようにした。通話録音機能など各種の機能を拡張できる。
ルーターボードの機能も強化した。SaaS型クラウドサービスにアクセスするためのトラフィックが増えて音声・データの通信帯域に影響を与えるようなケースに向けて、URLに応じてアクセス経路を切り替えるURLオフロード機能を搭載した。これにより、拠点からクラウドサービスあての通信を、本社を介さずに直接インターネットに出ていくようにできる。
写真2●UNIVERGE DT900シリーズの外観拡大画像表示
Aspire WXでは、電話機のラインナップも刷新した。新たに、デジタル多機能電話機「UNIVERGE DT500シリーズ」と、IP多機能電話機「UNIVERGE DT900シリーズ」を追加した。UNIVERGE DT900シリーズでは、カラー液晶画面を標準で搭載したほか、UIに工夫を凝らした。これにより、視認性と操作性を高めた。
スマートフォンで内線通話ができるソフトフォンアプリ「UNIVERGE ST500」も強化した。新たに、チャット、Web会議、プレゼンス表示機能などを追加した((2019年2月にリリース予定)。従来は、複数のアプリケーションを切り替えて使う必要があったが、1つのアプリケーションで複数の機能を利用できるようにした。
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