日本ヒューレット・パッカードは2018年7月19日、PCサーバーの新製品として、CPUにAMD EPYCプロセッサを搭載した1ソケットサーバー「HPE ProLiant DL325 Gen10 サーバー」を発表した。1CPU構成でありながら2CPU構成と同等の性能を持つとしている。同日、オンラインストア「HPE DirectPlus」での販売を開始した。価格(税別)は49万9000円から。
HPE ProLiant DL325 Gen10 サーバー(写真1、図1)は、1CPU構成のPCサーバーハードウェアの新製品である。最大の特徴は、CPUとして、Intel XeonではなくAMD EPYCを採用したことである。1CPU構成でも2CPU構成と同等の性能があるとしている。AMD EPYCではまた、メモリーの暗号化機能や、仮想サーバーごとの暗号化機能など、セキュリティを高める機能も備える。
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これまで2CPU構成のPCサーバーで実行していた業務システムを1CPU構成のPCサーバーに置き換えられるようになるため、CPU単位でソフトウェアのライセンス費用が発生している業務システムの場合、数十万円規模のライセンス費用を削減できるようになる、としている。
筐体は1Uラックマウント型で、CPUは1ソケット(最大32コア)。メモリーは最大2Tバイト(DIMMスロット×12)、内蔵ストレージはNVMe接続型のフラッシュストレージを40Tバイトまで内蔵できる。仮想サーバーを集約する用途や、SDS(ソフトウェア定義型ストレージ)の用途などに向くとしている。
価格(税別)の例は以下のとおり。1CPU(8コア、2.1GHz)、メモリー8Gバイト、内蔵ストレージなしの構成で、49万9000円。1CPU(24コア、2.0GHz)、メモリー32Gバイト、内蔵ストレージなしの構成で94万5000円となっている。