佐賀銀行は、監視カメラ映像をAIで分析してATM(現金自動預け払い機)の利用者を振り込め詐欺から守る「ATMコーナー監視システム」の実証実験を開始した。オプティムのAI監視カメラサービス「AI Physical Security Service」を利用する。2018年7月30日にオプティムが発表した。
佐賀銀行(本店:佐賀県佐賀市)は、オプティムと共同で、ATMの利用客を振り込め詐欺から守ることを目的に、ATMコーナー監視システムの実証実験を開始した。ATMコーナーを撮影している監視カメラの映像をAIが解析することによって、振り込め詐欺の可能性を判定する仕組みである。
画面:AI Physical Security Serviceの画面イメージ(出典:オプティム)拡大画像表示
振り込め詐欺にあっているとシステムが判定した場合は、行員に通知する。これにより、利用者に声をかけて詐欺を未然に防ぐことができる。リアルタイムに検知する必要があるため、映像の解析には米NVIDIAのGPUを搭載したサーバー機をローカル環境に設置する。
取り組みの背景について同行は、振り込め詐欺の被害額が、認知されている金額だけでも約378億円と規模が大きく、振り込め詐欺の被害からATMの利用者を守る需要が大きいことを挙げる。
システムは、オプティムのAI監視カメラサービスを使い、佐賀銀行とオプティムが共同で開発した。両社は2017年12月に、金融とITを組み合わせた取り組みを推進することで包括的な提携を締結している。今回の取り組みは、提携の中で合意している「AIなどのIT技術を利用した振り込め詐欺対策システム」を構築する取り組みとなる。
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