米ヴイエムウェア(VMware)は2018年8月26日(米国現地時間)、VMware Cloud on AWSを、これまでの米国と欧州に加えてアジア太平洋地域(シドニー)リージョンで提供開始したと発表した。さらに、最小構成時の価格を半減させるなど、VMware Cloud on AWSにいくつかのアップデートを施した。ヴイエムウェアが同年8月27日に国内で発表した。
VMware Cloud on AWSは、米ヴイエムウェアのパートナー企業が販売するIaaSである。AWS(Amazon Web Services)のデータセンターに用意したベアメタルサーバー上でVMwareの仮想化ソフト群を動作させ、これをマネージド型(運用サービス付き)のクラウドサービスとしてVMwareが販売するものである。
従来、VMware Cloud on AWSを提供していたエリアは、AWSの米国と欧州のリージョンに限られていた。今回、提供エリアを拡大し、日本からみてより近いアジア太平洋地域(シドニー)リージョンでも提供を開始した。
ヴイエムウェアは、アジア太平洋地域で提供することを発表すると同時に、VMware Cloud on AWSの最新アップデート情報も発表した。例えば、最小構成を変更し、3ホスト構成から利用できるようにした。また、期間限定で3ホスト構成を2ホスト相当の価格で提供することにより、結果として従来のエントリー価格の半額で利用を開始できるようにした。
CPUコア数のカウント手法を刷新し、必要とするCPUコア数を指定できるようにした。これにより、Oracle DatabaseやSQL ServerなどのようにCPUコア単位で課金するライセンスの費用を削減できるようになるとしている。
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