マルハニチロは、工場の生産管理システムを刷新し、キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)が提供する基幹業務ソリューション「AvantStage」を導入した。メインフレームの既存システムを、複数のパッケージソフトで構成されたオープン系システムにマイグレーションした。
マルハニチロでは、直営の7工場における業務プロセスが統一されておらず、生産管理業務は紙やホワイトボード、エクセルなど多くが手作業で行われていた。頻繁に行るトラブルを分析した結果、生産計画立案、原料購買、在庫管理、製造実行、品質管理、損益管理、設備管理という7つの業務で発生していたことが判明、AIやIoTの導入による生産効率の向上や省人化を目指す中、スマートファクトリー化に踏み切った。
新生産管理システムのコアシステムとして採用されたのが、キヤノンITSが提供するAvantStage。これは、各分野に特化した国産の業務系システムを組み合わせてBest of Breedとして提供する製造業向けの基幹業務ソリューションとなっている。
基本的な組み合わせは、生産スケジューラのコンポーネントが専業ベンダーであるアスプローバの「Asprova」、需要予測、受給計画のコンポーネントがキヤノンITSの「FOREMAST」生産管理、原価管理、販売物流のコンポーネントが東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)の「mcframe」、会計、人事給与などバックオフィスのコンポーネントがスーパーストリームの「SuperStream-NX」で、システム間のデータ連携コネクターをキヤノンITSが開発している。
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今回のマルハニチロは、直営の7工場の業務の標準化、生産現場のデジタル化、業務の見える化、そして各業務で起こるミスを防止することを目的に、全直営工場のデータを一元管理したデータ統合管理基盤としてAvantStageを導入する。そこでSuperStream-NXは採用せず、mcframe、Asprovaに、三鈴エリーの製造実行システム「QITEC」、設備管理システム「AMISYS」を加えてシステムを構成した。QITECとAMISYSは、マルハニチロのニーズに沿うように、各機能に優れた国産ソリューションとして採用されたもの。
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