NECは2018年10月31日、勤務時間の申請/承認や勤務実態の把握など、企業がテレワークを運用するために必要な機能群をクラウド型で提供するサービス「働き方見える化サービスTelework」を発表した。2018年12月3日に提供開始する。価格(税別)は、ユーザーあたり月額250円。
NECの「働き方見える化サービスTelework」は、テレワークの運用に必要な機能をクラウド型で提供するサービスである。勤務時間を申請/承認する機能、業務内容を報告する機能、PCの利用状況を可視化して勤務実態を把握する機能などを提供する。
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特徴は、複数の情報ソースを活用して正確な勤務情報を取得できることである。利用者による業務開始/終了の打刻だけでなく、Skype for Businessのプレゼンス情報、PCの利用情報、顔認証情報なども利用できる。これにより、勤務の申告漏れや長時間勤務などがあっても、これを把握できるとしている。
PC利用状況データは、開始/終了時間、稼働時間合計などをCSV(カンマ区切り形式)で出力できる。勤怠管理システムの情報の比較や、他システムとのデータ連携ができる。
製品提供の背景について同社は、働き方改革が推進される中で、テレワークを導入する企業が増えていることを挙げる。「テレワークは、企業での柔軟な働き方の実現や、多様な雇用形態を可能にするという点で重要な施策となる。この一方で、勤務時間の実態把握が難しく、長時間勤務の原因となる懸念もある」(同社)。