東京ガスは、独SAPのBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェア「SAP BusinessObjects」の保守サポートを、ベンダーのサポートから日本リミニストリート(本社:米Rimini Street)が提供する第三者保守サービスに切り替えた。日本リミニストリートが2018年11月30日に発表した。
東京ガスは、レポート作成用のBIソフトウェアとして、2005年から「SAP BusinessObjects」を利用している。今回、アプリケーションのサポート終了期限が迫ったことを契機に、日本リミニストリートが提供する保守サービスに切り替えた。サポート費用を削減できることと、現行システムをバージョンアップせずに維持できることを評価した。
東京ガスの人事部人事勤労グループの担当者は、リミニストリートのサービスを利用するメリットについて、アプリケーションをアップグレードせずに済むことを挙げている。その費用を削減できるほか、アップグレードに伴う新しいユーザーインタフェースの操作習得にかかる時間やサポートに人員を割かずに済む。
サポート体制も評価した。東京ガスグループ各社のIT管理を担う東京ガスiネットの担当者によると、過去に発生して対応を依頼したいくつかの問題について日本リミニストリートに問い合せたところ、いずれもより迅速、的確に対応してくれたほか、以前には得られなかった情報を提供してもらえたという。
リミニストリートは、グローバルで、SAPやオラクルなどの業務アプリケーションの保守を5割引で代行している。開発元ベンダーが提供する正規の保守サービスの代わりにリミニストリートの保守サービスを契約することで、ユーザーは保守料を50%削減できる(関連記事:「ERPの保守費を減らしてイノベーションにお金を使おう」、第三者保守のリミニストリートが主張)。
また、同社は保守サービスの提供にあたってソフトウェアのアップグレードを強制せず、現在利用中のソフトウェアをアップグレードしなくても、最低15年間は保守サポートの対象とする。また、ユーザーが独自にアドオンやカスタマイズを適用した部分についても保守サポートの対象となる。さらに、顧客ごとに専任のサポートエンジニアをアサインし、重要な問い合わせに対しては15分以内にレスポンスを返すことも売りにしている。
Rimini Street / 保守・サポート / SAP / 東京ガス / SAP2025年問題 / 第三者保守 / SAP2027年問題 / 東京ガスiネット / エネルギー / サービス業
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



