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[事例ニュース]

エアサーブ、業務依頼/報告モバイルアプリを1日で構築、メールを8割削減

アステリアのモバイルアプリ制作プラットフォーム「Platio」を活用

2018年12月17日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

阪急阪神ホールディングスグループでインバウンドなどの送迎サービスを展開するエアサーブは、アステリアのモバイルアプリ制作プラットフォーム「Platio(プラティオ)」を導入した。管理部門と現場スタッフ間での業務依頼と報告に活用する独自のモバイルアプリ「業務依頼/報告アプリ」を、Platioを使うことで1日で構築した。業務依頼と報告をアプリ上で完結することで、メールでのやり取りを8割削減し、報告データの集計管理工数も削減した。アステリアが2018年12月17日に発表した。

 旅客の送迎サービスを提供するエアサーブでは、案件の管理部門と現場送迎スタッフの間での連絡手段にメールを使っていた。このため、1つの案件で何度もやり取りが発生していた。また、現場が送った報告メールの内容を管理部門でExcelにコピー&ペーストする必要があり、データの管理が煩雑だった。

 これらの一連の作業工数は、案件の増加に比例して増える。このため、管理部門で対応できる案件数には限りがあった。売上の拡大に向けて営業が案件を獲得したくても、取りづらいという状況を生み出していた。

 こうした課題を解決するために、アステリアのモバイルアプリ制作プラットフォーム「Platio」を導入した(図1)。わずか1日で独自の「業務依頼/報告アプリ」を制作し、早期導入を実現した。

図1:業務依頼/報告アプリの画面と概要(出典:アステリア)図1:業務依頼/報告アプリの画面と概要(出典:アステリア)
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 採用のポイントは、アプリの開発経験が無くても簡単に用途に合わせたアプリが制作できることや、パッケージシステムを導入するよりもコストが低く、手軽に始められること、依頼された案件情報から対応報告までをアプリ内に入力できるため、すべてのやり取りをアプリ上で完結できること、などである。

 導入の効果として、業務依頼/報告アプリに必要情報を入力するだけで連絡が完結するようになり、1案件あたりのメールのやり取りが80%削減できた。また、アプリ内で報告したデータはまとめてExcelに出力できるため、これまで行っていた報告メールからのコピー&ペースト作業がなくなった。

 管理部門が多くの案件を安定的に運用できる環境ができたことで、営業が安心して案件の獲得に動くことができ、結果として売り上げの拡大につながった。

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