アスクルは2019年1月28日、コピー用紙の残量をIoTで検知して自動で発注・配送するサービス「コピー用紙自動配送サービス」を発表した。2019年2月下旬から提供する。IoT機器「スマートマット」の上にコピー用紙を積んでおくと、残量が減った際に自動で注文する。利用料(税別)は月額300円。
コピー用紙の残量が減ったことを自動で検知し、自動でコピー用紙を注文できるようにするサービスである。このためのIoTデバイスとして、重量センサー付きのマット「スマートマット」(スマートショッピングが提供)を利用する。マットを床に敷いて、この上にコピー用紙を積んでおけばよい(図1)。
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スマートマットは、電池と無線LANで動作する。このため、置き場所を選ばない。重量センサーによって、マットの上に乗っているコピー用紙の残量・残数を自動で計測する。あらかじめユーザーが設定した数量以下になると、自動でアスクルに注文する。注文する数量も任意に設定できる(図2)。
スマートマットの購入は不要で、初期費用なしで利用できる。コピー用紙も、通常価格から値引きした特別価格で提供する。対象となるコピー用紙は2019年2月時点で4種類。(1)海外製高白色コピー用紙「スーパーホワイト+」、(2)海外製自然色コピー用紙「スーパーエコノミー+」、(3)国産高白色コピー用紙「スーパーホワイトJ」、(4)国産自然色コピー用紙「スーパーエコノミーJ」である。
アスクルは、ユーザーが指定した数量・サイクルで定期的にコピー用紙を届けるサービス「コピー用紙定期配送サービス」を、2018年2月から提供してきた。コピー用紙の発注の手間を削減したいという需要や、コピー用紙の買い忘れを防止したいという需要に応えてきた。
今回発表したコピー用紙自動配送サービスは、定期配送サービスの利用に至っていないユーザーの需要に応えるために開始する。コピー用紙の利用量が一定ではないために定期配送では余ってしまうという課題や、適正在庫を維持したいので、なくなるタイミングで注文したいという需要に応えるものとなる。