TISは2019年1月29日、オンプレミスで稼働しているOracle Databaseをパブリッククラウドに移行し、バックアップや監視など移行後の運用までをワンストップで提供するサービス「Oracle DB クラウドマイグレーションサービス」を発表した。価格(税別)は、アセスメントサービスで50万円からなど。販売目標は、2023年までに100社。
Oracle DB クラウドマイグレーションサービスは、オンプレミス環境で動作しているOracle Databaseをクラウド(IaaS)環境に移行し、移行後の運用管理を含めてワンストップで提供するSIサービスである(図1)。移行先のIaaSとして、AWS(Amazon Web Services)やOracle Cloudなどを想定する。
図1:Oracle DBクラウドマイグレーションサービスのサービス概要図(出典:TIS)拡大画像表示
現行のシステム基盤をTISがアセスメントを行い、クラウドへ移行する基本方針と実行計画を策定する。移行では、IaaSの構築/移行に加え、Oracle Databaseの移行やバージョンアップなども一貫して実施する。運用サービスでは、IaaS環境とOracle Databaseを統合的に監視する。
アセスメントから構築、運用まで、移行のフェーズに合わせて4つのメニューを用意した。
(1)「アセスメントサービス」は、現行のシステムをアセスメントし、クラウド環境へ移行するための方針と実行計画を作成する。現行のリソースを確認し、クラウドのリソースやソフトウェアライセンスのコストを最適化する。また、各機能への影響調査なども行い、どのシステムを、いつ、どのように、いくらでクラウド環境へ移行するのかを検討する。価格は、50万円から。
(2)「クラウド環境移行サービス」は、実行計画に基づいて、Oracle Databaseを含めてクラウド環境に移行する。必要に応じてOracle Databaseのバージョンアップも実施する。同時に、クラウド環境における運用方法を検討し、IaaS環境とOracle Databaseの運用監視方法について検討する。価格は、100万円から。
(3)「運用サービス」は、クラウド環境へ移行した後、IaaS環境とOracle Databaseを合わせて統合的に監視・管理する。TISのITアウトソーシング拠点「MSCC(Managed Service Control Center)」のサービスを利用すれば、24時間365日体制でシステム監視やリモート操作対応などが可能である。価格は、月額2万円から。
(4)「セキュリティ対策サービス」は、不正アクセスなどの早期発見のため、クラウド環境へのアクセス監査を行い、ガバナンスを支援する。価格は、個別見積もり。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



