[市場動向]

沖縄セルラー電話、沖縄九州間の海底ケーブルを増設

2019年2月18日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

沖縄セルラー電話は2019年2月18日、KDDIの協力のもと、沖縄九州間の海底ケーブルにおいて、これまでの太平洋ルート(2本)に加え、東シナ海ルート「沖縄セルラー 沖縄~九州海底ケーブル」を新たに建設すると発表した。2020年4月の運用開始を予定する。

 沖縄セルラー電話は、KDDIの協力のもと、沖縄九州間の海底ケーブルにおいて、これまでの太平洋ルート(2本)に加え、東シナ海ルート「沖縄セルラー 沖縄~九州海底ケーブル」を新たに建設する。2020年4月の運用開始を予定する。

 沖縄と九州を結ぶ海底ケーブルを増設する(図1)。新ルートは、沖縄県名護市と鹿児島県日置市を結び、総距離は約760キロメートル、最大水深は約1200メートルとなる。ケーブルシステムには光波長多重伝送方式を採用し、最大設計伝送容量は毎秒80テラビットになる。

図1:沖縄九州間の海底ケーブルのルート(出典:沖縄セルラー電話)図1:沖縄九州間の海底ケーブルのルート(出典:沖縄セルラー電話)
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 2本の既設ケーブルとは異なるルートで結ぶ。これにより、大規模災害など有事の際のバックアップ回線の確保に貢献する。また、沖縄におけるデータセンター建設や5Gサービスの開始などによって増加する通信需要にこたえる(関連記事アジアのITブリッジ拠点を担う「沖縄クラウドネットワーク」)。

 ケーブルはNECが供給する。NECの子会社であるOCCがケーブルの製造を担当する。

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