愛媛県松山市と富士通は2019年3月29日、職員の働き方改革の推進と市民サービスの向上を目的に、最新ITの利活用による業務効率化に向けた連携協力協定を締結したと発表した。
発表した協定に基づき松山市と富士通は、2019年4月から7カ月の間、市役所業務を対象に、RPA(ロボットによる業務自動化)を適用し有効性を検証する実証実験やAIの導入可否検討、現場課題の可視化による業務改善に向けた検討の3分野に共同で取り組む。
具体的には、人手と時間を要する定型業務にRPAを適用する実証実験では、富士通のRPAツール「FUJITSU Software Interdevelop Axelute(インターディベロップ アクセリュート)」で、ロボットを使ったシナリオを作成し、軽自動車税・中小企業共済・庶務事務業務などを対象に、職員の業務負荷軽減効果を検証する。
AIの導入可否検討では、AIチャットボットサービス「FUJITSU Business Application CHORDSHIP(コードシップ)powered by Zinrai」などをはじめとする富士通のAI技術を搭載したソリューションの活用事例を参考に、導入可否を検討する。
現場課題の可視化による業務改善に向けた検討では、松山市は、富士通のフィールドイノベーター(FIer)を活用し現場課題を見える化するとともに、業務改善に向けた検討を行う。
●Information
「富士通フォーラム2019」開催決定、今年のテーマは
「Human Centric Innovation : Driving a Trusted Future」
2019年5月17日(金)/東京国際フォーラム(有楽町)/イベント公式サイト
富士通フォーラムとは──
デジタル時代の信頼を実現する最先端のテクノロジーと、デジタル技術を活用し業種・業務を超えた共創の取り組みを幅広く紹介する富士通の年次イベント。
主なプログラム──
44のセミナー、3つのフロントラインセッション(国内外の先進事例など)、13のカンファレンス(各分野のエキスパート解説など)、28のビジネスセッション+ハンズオン/ワークショップ(顧客事例/ユースケースなど)、約100種の展示