いなば農業協同組合(JAいなば、所在地:富山県小矢部市)は、残業の抑止と働き方の可視化を実現するソフトウェア「FUJITSU Software TIME CREATOR」(富士通エフサス製)を導入した。残業の申請・承認ワークフローを導入して残業を抑止したほか、20時以降は申請の有無に関わらず強制的にPCをシャットダウンして残業させないようにした。富士通エフサスが2019年4月11日に発表した。
写真:JAいなばによる「TIME CREATOR」の利用イメージ(出典:富士通エフサス)拡大画像表示
JAいなばは、これまでも、窓口の開設時間を短縮したり、終礼を実施したりなど、労働時間を短く抑えるために、独自の取り組みを推進してきた。今回、こうした取り組みの一環として、残業抑止効果を見込んでTIME CREATORを採用した(写真1)。
TIME CREATORは、残業を申請して承認を受けるワークフローの手続きや、業務時間外のPCの利用を禁止する機能などによって、時間外労働を抑制するソフトウェアである。PCのログを利用して働き方(いつどのような業務をやっているのか)を可視化する機能も備える。
JAいなばでは、残業が必要な場合に、業務の終了予定時間や業務内容を上司に申請するようにした。これにより、未承認の時間帯のPC利用を抑止した。さらに、20時以降は、申請の有無に関わらず強制的にPCをシャットダウンさせる。これにより、長時間労働を抑止した。
働き方も可視化している。上司は、部下の残業時間や業務内容を可視化できるようになった。
●Information
「富士通フォーラム2019」開催決定、今年のテーマは
「Human Centric Innovation : Driving a Trusted Future」
2019年5月17日(金)/東京国際フォーラム(有楽町)/イベント公式サイト
富士通フォーラムとは──
デジタル時代の信頼を実現する最先端のテクノロジーと、デジタル技術を活用し業種・業務を超えた共創の取り組みを幅広く紹介する富士通の年次イベント。
主なプログラム──
44のセミナー、3つのフロントラインセッション(国内外の先進事例など)、13のカンファレンス(各分野のエキスパート解説など)、28のビジネスセッション+ハンズオン/ワークショップ(顧客事例/ユースケースなど)、約100種の展示
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