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日立ソリューションズ、現場向けBIソフト「Tableau」の取り扱いを開始

2019年4月26日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立ソリューションズは2019年4月26日、現場向けBI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「Tableau(タブロー)」の取り扱いを開始すると発表した。2019年5月7日から提供を開始する。開発会社は、米Tableau Software。

 Tableauは、データ分析のスキルを持たないビジネスユーザーでも簡単に使えることに主眼を置いた、現場向けのBIソフトである(図1関連記事「今月の売上げは?」自然言語でデータ分析が可能に─TableauのAsk Data機能)。Excelファイルや外部のRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)、Salesforce.comなどの各種SaaSアプリケーションなどからデータを取り込んで分析し、ダッシュボード(可視化レポート画面)を作成できる。

図1:Tableauのイメージ図(出典:日立ソリューションズ)図1:Tableauのイメージ図(出典:日立ソリューションズ)
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 日立ソリューションズはこれまで、Tableauを全社で導入し、社内利用してきた。Salesforce.comや就業管理システムなどのデータを取り込んで、社員の働き方や業績、受注状況などを可視化してきた。これらの取り組みで培ったノウハウや知見を基に、新たにTableauの販売代理店となった。Tableauのリセラーパートナー掲載ページには、2019年4月26日現在、日立ソリューションズを含む17社の販売代理店が載っている。

 日立ソリューションズのアピールポイントの1つは、Salesforce.comのSFA(営業支援)やCRM(顧客関係管理)の社内利用やSI導入事例が豊富なことである。今後、Salesforce.comのデータを基に、嗜好に着目したインサイト分析などに活用できるTableauダッシュボードを提供する予定としている。

 ライセンス販売に加えて、導入や活用のためのSIサービスも提供する。業務や部門単位といった小規模でのトライアルに向けたコンサルティングのほか、ダッシュボード、ETL機能の開発などを行う。トライアル後、全社規模での活用を検討するユーザーに対しては、情報システム部門と連携し、システム構築までを支援する。社内での定着化に向けた教育や保守サポートも要望に応じて提供する。

 価格(税別)は、以下の通り。データプレパレーションソフトの「Tableau Prep」を含んだ最上位の「Tableau Creator」は、年額10万2000円。部門担当者向けの「Tableau Explorer」は、オンプレミス版が年額5万1000円、SaaS版が年額6万円。ダッシュボートを参照するだけの「Tableau Viewer」(100ユーザーから)は、オンプレミス版が年額1万8000円、SaaS版が年額2万2000円。導入支援サービスは、個別見積もり。

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