日立ソリューションズは、人事アプリケーション「リシテア/就業管理」をSaaS型クラウドサービスの形態で提供する「リシテア/就業管理 クラウドサービス」を発表した。2019年6月3日から販売する。価格(税別)は、標準プランが1人あたり月額200円から、上位プランが1人あたり月額400円から。初期費用が別途必要。
リシテア/就業管理 クラウドサービスは、就業管理機能を提供する人事アプリケーションであるリシテア/就業管理をクラウドサービス化したものである(画面1)。カスタマイズ開発は不要で、パラメータの設定だけでユーザー企業ごとの就業規則に適用できるとしている。日立ソリューションズの技術者がシステムのサーバー管理、セキュリィティパッチの適用、バージョンアップなどの運用を実施する。
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標準プランの「スタンダードプラン」では、勤務形態や休暇の種類など、約200個のパラメータを調整できるテンプレートを提供する。サービスを導入するために必要な情報をヒアリングシートに記入し、日立ソリューションズのエンジニアがテンプレートに合わせた設定をする。これにより、短期間で導入できる。
上位プランの「プレミアムプラン」では、テンプレートでは変更できないユーザー専用のパラメータを設定できる。個別の課題があったり、既存のシステムから移行したりする場合でも、日立ソリューションズの技術者が支援する。約4000個のパラメータの組み合わせから、要望に合わせて動作を変更できる。
法改正にも適応する。2019年4月に施行した働き方改革関連法に合わせ、「月間100時間未満」、「複数月平均80時間以内」、「月間45時間超を年6回まで」、「年間720時間以内」という規制を設定できる。残業時間における法定休日を「含む/含まない」の設定も可能。