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UiPath、Celonisプロセスマイニングツールを使ってRPA導入対象を選定するサービス

2019年6月17日(月)IT Leaders編集部

RPAソフトウェアベンダーのUiPath日本法人は2019年6月13日、プロセスマイニングを使ってRPA導入対象業務の選定を効率化する新サービス「RPAスカウトサービス」の提供を開始した。プロセスマイニングツールとして、SAPアプリケーションを対象にした「Celonis」を活用する。

 UiPathのRPAスカウトサービスは、プロセスマイニングツールに、CelonisのSAPアプリケーション向けプロセスマイニングサービス「SAP Process Mining by Celonis」を採用している。同サービスでSAP ERPから各種のシステムログを収集し分析、RPAをどの業務に導入すると高い効果が得られるかを発見する。

 従来、RPAを導入する際には、コンサルタントなどによる各部門へのヒアリングなど、担当者の経験、ノウハウなどから業務を評価し、ソフトウェアロボットの導入先を決めてきた。UiPathは、RPAスカウトサービスでは、人に依存せず定量的な結果を迅速に確認し、RPAの導入効果を最大化できるようになるとする。

 プロセスマイニングは、イベントログのケースID(Case ID)、アクティビティ、タイムスタンプを収集し分析することで各業務の所要時間、手戻りが発生した作業を明らかにし、課題がある作業を発見、業務プロセスの改善につなげるためのソフトウェアである(関連記事プロセスマイニングを軸に”組織のデジタルツイン”を実現、さらには”超流動企業”へ)。

写真1:Celonisプロセスマイニングツールで分析すると業務の細かい所まで可視化することができる
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 RPAスカウトサービスでは、ユーザーからログデータをCSVなどで受け取ったUiPathが、Celonisを使ってユーザー企業の業務プロセスを分析する。ユーザーは自社でプロセスマイニングを導入する必要はない。

 対象となるシステムはSAP ERPのみで、UiPathから無料で提供される、SAP環境からログデータを収集するための「ABAPプログラム」と呼ばれるコネクターは、SAP ERP上の14の業務フローに対応している。価格は150万円(税別)から。

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