ソリトンシステムズは2019年6月21日、社外から社内PCを遠隔操作するリモートデスクトップの用途に向けて、社内PCの電源を遠隔からONにする小型アプライアンス製品「Soliton SecureDesktop WoL Box」を発表した。6月26日から提供する。同社が販売しているリモートデスクトップ製品「Soliton SecureDesktop」と組み合わせて使うことを想定している。価格(税別)は、4万8000円。
Soliton SecureDesktop WoL Box(Wake on LAN Box)」は、リモートからPCの電源をオンにするリモートWoL(Wake on LAN)アプライアンス製品である(図1)。WoL Boxをネットワークセグメントに1台接続するだけで、同一セグメントにあるネットワーク上のPCを起動させることができる。
拡大画像表示
一般的には、遠隔地にあるPCの電源をONにするためには、オフィスのサーバーにリモートウェイクアップ用のソフトウェアをインストールして実現している。WoL Boxは、これを手のひら大のBoxにまとめた。WoL Boxをネットワークに接続するだけで使えるため、運用負荷を軽減できる。
リモートデスクトップ製品「Soliton SecureDesktop」と組み合わせて使うことを想定している。これにより、テレワーク時や在宅時に、社内PCの電源をONにして、これを遠隔で操作できるようになる。
Soliton SecureDesktopは、画面情報端末プロトコルを用いたリモートデスクトップソフトである。中核要素として米Splashtopのソフト「Splashtop Enterprise」を利用している。接続元のモバイル端末に導入するソフト「Client」と、接続先の社内PCに導入するソフト「Streamer」、さらに、これらを仲介する中継サーバー機「Center」で構成する。中継サーバー機をインターネットセグメントに配置することにより、外出先から社内PCをリモート操作できるようになる。