JFEシステムズは2019年8月8日、業務システムが出力した帳票データ(帳票イメージファイル)を長期保存・管理するシステム「FiBridge II」の新版「Ver.5.4」を発表した。同日付けで販売を開始した。新版ではGUI操作画面を改善し、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトから操作しやすくした。価格(税別)は、最小構成で300万円。
FiBridge IIは、メインフレームやオープンシステムが出力する帳票データ(帳票イメージファイル)を長期保存・管理する電子帳票システムである。保存した帳票に対して、検索、閲覧、印刷、編集(必要な明細だけを抜き出した2次帳票の作成)、CSV(カンマ区切り形式)出力、などができる。業務システムが出力するCSVデータから帳票を作成することもできる。
図1:FiBridge II(Ver.5.4)では、GUI操作画面を改善し、RPAソフトから操作しやすくした(出典:JFEシステムズ)
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新版では、RPAソフトとの親和性を高めた(図1)。具体的には、FiBridge IIが管理している帳票データに対してアクセスするための画面操作を改善し、RPAから操作しやすくした。人間は操作しやすい画面でもRPAからは識別が難しい操作を見直したとしている。また、画面操作の完了をRPAが検知できるようにした。