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NTTデータ、高速道路の30分後・60分後の渋滞状況を5分間隔で予測する実証実験

2019年8月9日(金)IT Leaders編集部

NTTデータは2019年8月8日、エムティーアイが運営する交通情報総合アプリケーション「乗換MAPナビ」において、30分後と60分後の渋滞状況を予測する機能を提供すると発表した。2019年8月8日から2019年12月31日にかけて実証実験を実施する。エンドユーザーからの評価アンケートを集め、ニーズと課題を把握する。

 乗換MAPナビは、電車の乗換案内や徒歩ナビゲーションといった交通系の機能を提供するスマートフォンアプリである。今回の実験では、Android版の乗換MAPナビ内に、無料で使える「渋滞予測」機能を追加する。30分後と60分後の高速道路の渋滞状況をAIで予測して表示する(画面1)。入力データとして、VICSによる道路状況を取り込み、5分間隔で予測する

図1:60分後の渋滞予測イメージ(出典:NTTデータ)図1:60分後の渋滞予測イメージ(出典:NTTデータ)
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 従来の渋滞予測情報は、渋滞統計情報(過去の道路状況、渋滞情報)による「これまでの傾向からこのような未来だろう」という予測に基づいていた。しかし、この予測のやり方では、突発的に発生する事故や道路規制などを反映できない。利用者は、現時点の最新の道路状況や渋滞情報を考慮した予測ができていなかった。

 2020年度をめどに、近未来渋滞予測情報の提供範囲を、高速道路だけでなく、一般道路にまで拡大する。また、より多角的な情報(天気、自動車や携帯電話から送られる位置情報、施設の混雑状況、人の流れ、利用者の行動傾向など)をを分析し、1人ひとりの好みや特性に合ったサービスの提供を目指す。

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