オービックビジネスコンサルタント(OBC)は2019年10月17日、奉行クラウドと外部サービスをAPIで連携させるシステムを容易に開発できるデータ連携基盤サービス「奉行クラウドApp Connect」を発表した。奉行クラウドとデータ連携するアプリケーションを開発するパートナー向けに、同日付で提供を開始した。
オービックビジネスコンサルタント(OBC)の「奉行クラウドApp Connect」は、奉行クラウドと外部サービスをAPIで連携させるシステムを容易に開発できるようにする、データ連携基盤である(図1)。奉行クラウドと連携する業務サービスを開発するパートナー向けに販売する。要望に応じて、API連携ではなくCSV(カンマ区切り形式)データによる連携も容易に実現できる。
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奉行クラウドと連携した業務サービスを利用するユーザー企業にとっても、利用可能な業務サービスが増えるといったメリットがある。パートナー企業は、奉行クラウドApp Connectを活用することによって、自社で開発を行うことなく、最短2週間で奉行クラウドとの連携を実現できるとしている。
すでに、パートナーが提供する40を超える業務サービスと奉行クラウドとの連携を実現済み。今後は、奉行クラウドApp Connectを通じて200を超える業務サービスとのAPI連携の実現を目指す。
また、2019年内を目途に、中堅・中小企業とパートナー企業の双方にとって価値のあるコミュニティの構築を目指す。コミュニティによって、奉行クラウドApp Connectを活用するパートナー企業のビジネス機会を拡大する。
なお、奉行クラウドApp Connectでは、奉行クラウドと外部サービスをAPIでつなぐ連携基盤技術として、JBアドバンスト・テクノロジーが開発・運用するデータ連携クラウド基盤「Qanat Universe」を活用している。