鈴与シンワートは2019年10月24日、Dropboxで管理している文書をチャットボットを介して入手できるサービスを開発したと発表した。同社が提供するクラウド型のビジネスチャットサービス「TAGS」と、ファイル共有サービス「Dropbox Business」を連携させる。価格は、TAGSとDropbox Businessのライセンスを含めて1ユーザーあたり月額1500円から。鈴与シンワートでは、これに合わせてDropbox Businessの取り扱いも開始した。
鈴与シンワートは、クラウド型のビジネスチャットサービス「TAGS」を提供している。チャットボット機能を備えており、外部システムのAPIを介して入手した情報をチャットを介して自動で応答するといった使い方ができる。例えば、監視カメラの番号を入力することにより、監視カメラに直接アクセスすることなく、チャット画面でカメラ画像を確認できるといった具合である。

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今回、ファイル共有サービスのDropbox BusinessとチャットサービスのTAGSを連携させるサービスを開発した。これにより、Dropboxで管理している文書ファイルを、チャットを介して入手できるようになった。例えば、Dropboxに各種申請書を格納している場合、チャット画面に「交通費」と入力すると、交通費の申請書ファイルを返信してくる、といった使い方ができる(図1)。
開発の背景について同社は、働き方改革によってテレワークが普及していることを挙げる。「業務で利用する文書ファイルを簡単に入手できる機能が不可欠となっている。チャットサービスのTAGSとDropbox Businessを連携させることで、これを実現した」(同社)。