NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2019年11月11日、IoTシステムのライフサイクル全体を支援する3つのサービスを発表した。「Thingsアドバイザリー」、「Thingsコーディネーション」、「Thingsマネジメント」である。IoTデバイスを管理するクラウドサービス「Things Cloud」の導入支援、設計構築、保守運用を一貫して提供する。価格は、要問い合わせ。
Things Cloudは、NTT Comが提供するクラウド型のIoT基盤サービスである(図1)。デバイス接続からデータ収集、可視化、分析、管理など、IoTの導入に必要な機能・プロセスを、プログラミング不要で簡単・短期間に構築できる機能やテンプレートを提供する。
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NTT Comは今回、Things Cloudの導入支援、設計構築、保守運用を一貫して提供する3つのサービスを提供開始した。(1)Thingsアドバイザリー、(2)Thingsコーディネーション、(3)Thingsマネジメント、――である。
(1)のThingsアドバイザリーは、IoT導入の検討や、導入後のデータ活用・分析を支援するアドバイザリーメニューである。IoT導入を検討している企業を対象としたオンサイトのトレーニングメニュー(IoTデバイスとThings Cloudとの接続方法や可視化方法の研修、APIの利用方法のハンズオンなど)を提供する。
(2)のThingsコーディネーションでは、利用用途に合わせた最適なデバイスの選定、Things Cloudの画面カスタマイズや外部システム連携など、「Things Partnerプログラム」を通じて得た構築ノウハウを活かしてIoTシステムを設計・構築する。
(3)のThingsマネジメントでは、NTT Comの保守運用ノウハウを活かし、Thingsコーディネーションで構築したIoTシステムのマネージドサービス(IoTデバイスを含めたシステムの状態監視・故障対応やヘルプデスク対応など)を一貫して提供する。