横河電機は、クラウド型の顧客ID管理基盤ソフトウェア「SAP Customer Data Cloud」を2カ月間で導入し、2019年3月から本稼働を開始した。SAPジャパンが同年11月20日に発表した。法人向け事業でSAP Customer Data Cloudが採用されるのは国内で初めてとしている。
横河電機は、バラバラに管理していたWebサイトの顧客IDを統合し、それぞれにWebサイトにSSO(シングルサインオン)でログインできるように、SAPジャパンの「SAP Customer Data Cloud」(画面1)を導入した。2カ月間で導入し、2019年3月から本稼働を開始した。
画面1:「SAP Customer Data Cloud」の画面例(出典:SAPジャパン)拡大画像表示
導入の背景について同社は、顧客IDをWebサイトごとにバラバラに管理していたことを挙げる。「制御、計測、航機その他の事業分野において、Webサイトを通じて法人顧客向けに各種のサービスを提供している。これらの顧客IDを統合することが課題となっていた。さらに、グローバルで展開する新たなWebサービスを提供することとなっていた」(同社)。
製品の選定にあたっては、新たなWebサービスの開始時期の関係から、今春稼働が必須であったため、期限までの導入稼働が最も重要な要件だったという。さらに、「多要素認証対応が可能なことや、GDPRなど急速に変化する法体制に迅速に対応できることも必要だった」としている。
2019年中に、SAP Customer Data Cloudを適用する顧客サービスを拡充する予定である。
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