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HPE、ベアメタル/永続ストレージ使用のコンテナ基盤「HPE Container Platform」
2019年12月9日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
米ヒューレット・パッカード エンタープライズ(Hewlett-Packard Enterprise:HPE)は2019年11月18日(現地時間)、Kubernetesベースのコンテナ基盤ソフトウェア「HPE Container Platform」を発表した。コンテナをベアメタルサーバー上で動作させることや、永続ストレージを使うことに特徴がある。日本ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE、日本ヒューレット・パッカード)が同年12月9日に国内で発表した。
HPE Container Platformは、コンテナ基盤ソフトウェアである。コンテナを配備するオーケストレーションソフトウェアのKubernetesに、コンテナを管理する制御プレーンとなる米BlueData(米HPEが買収)のソフトウェアと、永続データを保存するためのMapR分散ファイルシステム(米HPEが事業資産買収した米MapR Technologies製)を組み合わせた(関連記事:ネットワールド、DockerコンテナでHadoop/Sparkなどを動作させるBDaaS基盤ソフトを販売)。
主な特徴は、コンテナをベアメタルサーバー上で動作させることと、コンテナが利用するデータを永続ストレージに保管することである。これにより、基幹業務システムが求める性能と信頼性を確保できるとしている。クラウドネイティブ型のアプリケーションだけでなく、既存の基幹システムをコンテナ環境に移行する用途にも向くとしている。コンサルティングやサポートとともに、2020年上半期から提供する。