SaaS認証基盤「HENNGE One」を提供するHENNGEは2019年12月13日、情報システム部門を対象に行った「企業のSaaS利用に関する調査」の調査結果を公表した。今回の調査から、1社につき平均7つのSaaSを利用している、Office 365関連サービスを中心にSaaSの導入が進んでいることなどがわかったとしている。
調査は2019年11月14日、HENNGE Oneユーザーの中から回答した72社をもとに分析を行った。回答企業の業種別内訳は製造業が38%、IT・インターネット・ゲームが14%、サービスが11%、流通・小売りが8%、建設・不動産が7%など。従業員数は101~500人が42%、1001~5000人が30%、501~1000人が18%、5001~1万人が5%、1万人以上が4%。職種は100%が情報システム部門だった。
導入しているSaaSの数を聞いたところ、もっとも多かったのが4個で13%だった。平均は7個で、10個以上のSaaSを利用する企業は24%に上った。最高は2社が17個。すでに導入しているSaaSの分野では、グループウェアが79%でもっとも高かった。オンラインストレージ、Web会議、ビジネスチャットがそれに続いている(図1)。
図1:利用しているSaaSの数(出典:HENNGE)拡大画像表示
導入済みのSaaSを具体的な製品名で挙げてもらったところ、「Office 365」「OneDrive」「Teams・Skype」という日本マイクロソフトのOffice 365関連サービスがトップ3を独占した。50%を超えたのはこの3サービスのみ。
導入を検討しているサービスについては、Office 365関連の3サービスに加え、「Slack」「LINE WORKS」といったビジネスチャットやオンラインストレージの「Box」、Web会議システムの「Zoom」などが挙がっている(図2)。
図2:導入している/導入を検討しているSaaSの分野(出典:HENNGE)拡大画像表示
SaaS導入後の課題は、62%が「機能を使いこなせていない」と回答している。「管理するSaaSの種類が多い」「費用対効果が出ていない」は20%を超え、「SaaSベンダーのサポート体制に不満」も20%近くに上っている。「事業部門が利用するSaaSが多い」(6%)と扱うSaaSの多さに不満を持つユーザーもいた(図3)。
図3:SaaSの課題(出典:HENNGE)拡大画像表示
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