インテックは2020年2月12日、Windows PCをクラウド上で月額制で提供するDaaS(デスクトップアズアサービス)サービス「マネージド型仮想デスクトップサービス」を発表した。同年1月から提供している。Windowsアップデートや安定稼働のためのシステム運用・監視をインテックが請け負う。
「マネージド型仮想デスクトップサービス」は、インテックが提供するDaaSである。DaaSの基盤ミドルウェアとして、シトリックス・システムズ・ジャパンの「Citrix Cloud」を利用する。仮想デスクトップにはCitrix ICAプロトコルでアクセスする。ミドルウェアを動作させるIaaS基盤には、Microsoft Azureを使う(図1)。
図1:「マネージド型仮想デスクトップサービス」の構成(出典:インテック)拡大画像表示
インテックがアピールする特徴の1つは、マネージド(運用管理付き)のサービスであること。Windowsアップデートや、安定稼働のためのシステム運用・監視をインテックが請け負う。これにより、システム管理者の運用負荷を軽減する。無料のトライアル環境を提供するため、事前に検証した上で本番導入できる。
インテックの「統合型閉域ネットワークサービス」を組み合わせると、ユーザーのネットワークとの間で閉域接続ができる。また、2020年春には、利用する企業の要件に合わせてカスタマイズ可能な、オーダーメイド型の仮想デスクトップサービスも提供する。
インテックの統合ログ管理ソフトウェア「LogRevi」と連携させる使い方もアピールする。LogReviによって、仮想デスクトップサービスの稼働ログから、PCを利用しているユーザーの利用状況データを取得できる。これにより、社員の勤務実態を把握するなど、働き方改革の推進に活用できる。
価格(税別)は、初期料金が10万円。利用料金は、1台あたり月額3980円から。最低契約数は50台としている。
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