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NTT Com、専有型で使えるクラウド型のIoTデータ処理基盤「Things Cloud Private」を提供

2020年2月17日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTコミュニケーションズは2020年2月17日、個々のユーザー企業がリソースを専有できるクラウド型のIoT基盤サービス「Things Cloud Private」を発表した。閉域網で接続できるほか、サーバーリソースなどをカスタマイズできる。同日提供を開始した。価格は、要問い合わせ。

 Things Cloud Privateは、クラウド型のIoT基盤サービスである。IoTデバイスからのデータ収集、可視化、分析、管理など、IoTデータ処理基盤として必要な機能群を提供する。ミドルウェア群に加えて、IoTデータ分析の業務プロセスをノンプログラミングで構築できるように機能やテンプレートを揃えたとしている。

図1:Things Cloud Privateの概要(出典:NTTコミュニケーションズ)図1:Things Cloud Privateの概要(出典:NTTコミュニケーションズ)
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 同社は元々、2017年4月からマルチテナント型の「Things Cloud」を提供している。今回これを専有型としたThings Cloud Privateを追加した形である。専有型とすることで、閉域網接続によるセキュリティの強化やカスタマイズへの対応など、多様化するニーズに応えられるようにした(図1)。

 専有型では、閉域網を介して安全にIoTデータを収集できる。CPU/メモリーなどは、個々のユーザーが必要とする規模のリソースを確保できる。繁忙期に合わせてリソースを一次的に増強するといった対応がとれる。特定のIPアドレスやポートにアクセス制限をかけることもできる。管理画面のUIをユーザーに合わせて変更できる。

 専有型ではまた、デバイスとの通信プロトコルとしてMQTTSを利用できる。また、ユーザーの属性に応じてアクセス権限を付与する手段として、Active Directoryと連携してSSO(シングルサインオン)を実現できるOAuth2.0が使える。

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