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ラクス、経費精算クラウド「楽楽精算」のOCRを強化、請求書から定型項目を自動で取り込み

2020年2月20日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ラクスは2020年2月17日、クラウド型の経費精算システム「楽楽精算」を機能強化したと発表した。新版では、OCR(光学文字認識)機能を搭載し、スキャンした請求書データから「取引日/受領日/金額/取引先」の情報を読み取れるようにした。

 「楽楽精算」は、クラウド型の経費精算システムである。交通費、旅費、出張費など、経費に関するすべての処理を一元管理できる。社員が申請し、上司が承認し、経理担当者が精算処理を実施する、という一連のワークフローを電子化する。これにより、業務効率が改善するほか、人的ミスを防止できる。

 楽楽精算はこれまで、電子帳簿保存法の規制緩和にあわせ、帳法のスキャナ保存要件に対応する機能を追加してきた。例えば、領収書や請求書にタイムスタンプを付与する機能、伝票を検索する機能、保存したデータに改竄がないかを一括で検証する機能、――などを揃えている。

 2018年6月には、領収書をOCR機能でデータ化できるiPhoneアプリ「楽楽精算(OCRで簡単領収書アップロード)」をリリースした。iPhoneのカメラで領収書を撮影するだけで、領収書内の金額、取引先、受領日の項目を自動でデータ化できる。

 今回のアップデートでは、PDFスキャンした請求書などのデータをOCRでデータ化できる機能を追加した。PCからPDFファイルをアップロードすることで、「取引日/受領日/金額/取引先」の情報を自動でシステムに登録できる(画面1)。

画面1:スキャンデータ(請求書)と、読み取った項目を入力に反映した例(出典:ラクス)画面1:スキャンデータ(請求書)と、読み取った項目を入力に反映した例(出典:ラクス)
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 今回のアップデートではまた、プロジェクトごとに承認者を設定できるようにした。直属の上司だけでなく、適切な承認者をプロジェクトごとに設定することで、判断のスピードアップを図り、余計な社内確認の工数を削減できる。

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ラクス / 楽楽精算 / OCR / 請求書 / 経理 / 経費精算

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