[市場動向]

日立コンサルティング、チャットボット技術のSpontenaと資本提携

2020年3月17日(火)IT Leaders編集部

日立コンサルティングは2020年3月16日、チャットボット技術を持つSpontenaと資本提携したと発表した。Spontenaが実施する第三者割当による新株式の発行に応じ、発行する株式の9.1%を保有する。今後、日立コンサルティングが展開するデジタル関連のコンサルティングサービスと、Spontenaの持つチャットボット技術を組み合わせ、新たなデジタルサービス事業の創出に取り組む考えである。

 Spontenaは、人手不足やコスト削減などの課題をチャットボットの活用で解決するサービスを提供している。独自の自然言語処理エンジンをはじめ、会話サービス開発に必要な自然言語処理技術を幅広く扱っている。

 日立コンサルティングは2018年から、RPA(ロボットによる業務自動化)とSpontenaのチャットボット技術を組み合わせ、社内で活用している。勤休管理システムや経費精算システムを段階的に運用し、有用性を検証してきた(図1)。

図1:日立コンサルティングにおけるチャットボット活用事例(出典:日立コンサルティング)図1:日立コンサルティングにおけるチャットボット活用事例(出典:日立コンサルティング)
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 今回の資本業務提携により、相互の顧客へのサービス提供における連携を推進する。さらに、人材交流を積極的に行い、両社の強みを生かしたデジタルサービスの開発・提供を進めていく考えである。

 例として、実際の人間同士のコミュニケーションに近い高品質なデジタルサービスを開発・提供する。こうして、蓄積したデータを分析・活用し、改善につなげる運用プロセスの高度化を図る。

 さらに、企業の業務プロセスや基幹システムまでシームレスにつなげた仕組みを提供する。これにより、バリューチェーン全体を視野に入れた企業のデジタル変革を支援する、新たなサービスデザインやビジネスモデル創出を図る。

 社員のパフォーマンスや健康促進、長時間労働縮減といった働き方改革の領域や、人手不足や若年層のニーズへの対応が必要なサービス業の領域、地域ごとの教育格差の是正が必要な教育分野など、多方面の業界や領域で適用・展開していく。

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