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取引先の信用を管理するソフトウェア「SAP Credit Management」が帝国データバンクの企業情報と連携

2020年3月24日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

帝国データバンク、SAPジャパン、BASFジャパンの3社は2020年3月24日、企業情報データベースを利用して与信判断を効率化するサービスを構築したと発表した。取引先の信用度を管理するソフトウェア「SAP Credit Management」と、帝国データバンクの企業情報データベースをAPIで連携させる仕組み。サービスは、帝国データバンクとSAPジャパンが協力して提供する。第1号ユーザーとしてBASFジャパンが2020年4月から利用する。

 帝国データバンク、SAPジャパン、BASFジャパンの3社は、企業情報データベースを利用して与信判断を効率化する仕組みを構築した。

 取引先の信用度を管理するソフトウェア「SAP Credit Management」と、帝国データバンクの企業情報データベースを、帝国データバンクのAPI「COSMOSNET API」を介して連携させる。SAP Credit Managementで管理している情報に、帝国データバンクの企業情報を付加できる。

 背景について同社は、新規取引先の情報収集や与信管理が重要である一方で、従来の方法では手作業によるチェックが大半を占め、効率が悪いことを挙げている。これに対して、SAP Credit Managementを介して帝国データバンクの企業情報を利用できるようにすることで、与信管理が効率化できるとしている。

 ユーザーの1社として、ドイツの総合化学会社BASFの日本法人であるBASFジャパンが2020年4月から利用する。同社は従来、帝国データバンクのデータベースから企業情報を取得し、社内で使用しているSAPベースの与信管理システムに手作業で反映させていた。

 こうした非効率的で時間のかかるプロセスを回避するため、SAPジャパンと帝国データバンクのシステムを連携させることを目指した共同プロジェクトを開始した。こうして、帝国データバンク、SAPジャパン、BASFジャパンの3社協力の下でデータ連携を実現した。

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