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プロパティデータバンク、システム開発の品質改善ツール「ChangeMiner」を導入、現行サービスへの影響を分析

2020年4月1日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

不動産に関わる事業者向けにクラウド型の業務支援サービスを提供しているプロパティデータバンクは、システム開発の品質を改善するソフトウェア「ChangeMiner」(ジーティーワン製)を導入した。ChangeMinerを販売したアシストが2020年3月31日に提供した。

 プロパティデータバンクは、不動産に関わる事業者向けにクラウド型の業務支援サービスを提供しているベンダーである。新サービスの開発サイクルは週単位と短い。現行サービスへの品質影響を最小化するための影響箇所の探査や、ソースコードの査読性、ドキュメント整備などが課題となっていた。

 開発、テスト、サービス公開までの一連の開発サイクルを短縮することによってサービス進化のスピードをさらに高めることと、現行サービスの品質を安定的に確保することは、相反する課題である。

 こうした経緯から、アプリケーションを可視化してシステム開発の品質を高めるソフトウェアとして、ChangeMinerを採用した。アプリケーションに対する構造・関連分析、フロー分析および履歴管理が同時に実現できることを評価した。

 2020年1月からChangeMinerを利用している。優先度の高いシステムから順次利用を開始し、影響分析からサービス公開までを実施している。今後は、影響分析だけでなく、プログラムをリバースエンジニアリングして開発資料を充足させる予定である。

 なお、ChangeMinerは、システムの構成情報を可視化して影響の依存関係を把握できるソフトウェアである(関連記事アシスト、システムの構成情報を把握して影響分析を行える「ChangeMiner」を販売)。言語、ソフトウェア開発部品、データベースサーバーなど、各種のシステム情報を収集して分析し、プログラムやデータベースサーバー間の関連を可視化する。ソフトウェアや構成を変更した際の影響範囲が分かる。

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