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JAXA、スパコンを2020年10月に刷新、メインシステムは現行の約5.5倍となる19.4ペタFLOPSに

2020年4月22日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2020年10月に新スーパーコンピュータシステムを稼働させる。システムは富士通に発注した。数値シミュレーション向けシステムは「富岳」ベースのスパコン「PRIMEHPC FX1000」で構築し、現行システムの約5.5倍となる19.4ペタFLOPSの理論演算性能になる。

写真1:JAXAに導入する「PRIMEHPC FX1000」(1ラック384ノード)の外観写真1:JAXAに導入する「PRIMEHPC FX1000」(1ラック384ノード)の外観
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 JAXAは、2020年10月に新スーパーコンピュータシステムを稼働させる。2016年4月から運用している現行システム「JSS2」(JAXA Supercomputer System Generation 2)の後継システムとなる。数値シミュレーション向けの計算システム、各種の計算ニーズに対応できる汎用システム、並列ファイルシステム(50.5ペタバイト)、――などで構成する。

 メインシステムとなる数値シミュレーション向けシステムは、富士通が開発した「富岳」ベースのスパコン「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000」を5760ノード使う(写真1)。理論演算性能は倍精度(64ビット)の浮動小数点演算が19.464ペタFLOPSであり、現行システム(PRIMEHPC FX100×3240ノード)の3.49ペタFLOPSから見て、約5.5倍となる。

 PRIMEHPC FX1000の特徴の1つは、幅広いユーザー層を想定し、これまでのSPARCに代わってARMアーキテクチャのCPU「A64FX」を採用したこと。この上で、大容量データをメモリーからCPUに高速に転送できるように、1Tバイト/秒を超える高いメモリーバンド幅を確保した。ノード間を接続するインターコネクトには、富岳と同じ「TofuインターコネクトD」を採用している。

 数値シミュレーション向けシステムのほかに、各種の計算ニーズに対応できる汎用システムとして、富士通のPCサーバー「FUJITSU Server PRIMERGY」シリーズを465台導入する。全ノードは、GPUとして米NVIDIAのQUADRO P4000を搭載している。

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