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クエステトラ、SaaS型ワークフロー新版「Questetra BPM Suite 12.0」、テキストファイル操作を容易に

2020年5月11日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

クエステトラは2020年5月11日、クラウド型のワークフローソフトウェア「Questetra BPM Suite」の新版「12.0」を公開した。新版では、テキストファイルやCSV(カンマ区切り形式)ファイル、HTMLファイルといったファイル型データからテキスト情報を自動で抽出し、文字型データに格納できるようになった。

 クエステトラの「Questetra BPM Suite」は、Webブラウザから利用できるSaaS型ワークフローソフトウェアである(関連記事クエステトラがSaaS型ワークフローを強化、業務フローの途中で業務データをテキスト保存可能に)。ワークフローの標準記法であるBPMN 2.0を用いて、ノンプログラミングでワークフローを作図/定義し、これを実行できる。

 人が介在するワークフローだけでなく、特定の業務処理をシステム側だけで自動で実行するワークフローを実現できる。特定の時刻に処理を実行できるほか、入力フォームへのデータ入力、特定メールアドレスへの着信、REST APIへのリクエスト受信、――などのイベントをトリガーに、ワークフロー処理を実行できる。

 「稟議承認フロー」、「文書翻訳フロー」、「品質チェックプロセス」、「請求書発行プロセス」などの各種の業務に適用できる。ワークフローのサンプルとして、これらの業務フローを含めた各種のテンプレートをあらかじめ用意している。ユーザーは、これらを自由にダウンロードして利用できる。

 新版では、テキストファイルの中身を文字データ化する機能を追加した(図1)。業務プロセスに同工程を組み込むことで、ファイルを手動でダウンロードしたり、開いて中身を確認したりする手間を削減できる。例えば、取引先の与信調査プロセスにおいて、取引先の情報を、既存の取引先CSVファイルに自動的に付加する、――という処理を無人化できる。

図1:「Questetra BPM Suite」に追加した、テキストファイルの中身を文字データ化する機能の概要(出典:クエステトラ)図1:「Questetra BPM Suite」に追加した、テキストファイルの中身を文字データ化する機能の概要(出典:クエステトラ)
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