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オープンストリーム、クラウド型のプロジェクト管理「EPM Cloud」、定量データで状況を可視化

2020年6月3日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

オープンストリームは2020年6月3日、プロジェクト管理ソフトウェア「EPM Cloud」を発表した。月額制のSaaS型クラウドサービスまたは年額制のオンプレミス型サービスとして提供する。従来オンプレミスで提供してきたプロジェクト管理ソフトウェア「EPM Base」をクラウド化した新製品となる。価格(税別)は、SaaS型の最安価プランで月額9800円、オンプレミス版は年額150万円。

 EPM Cloudは、クラウド型で利用できるプロジェクト管理ソフトウェアである。特徴は、品質を担保して納期を遵守する仕組みとして、定量的なデータを用いて状況を可視化すること。ソース規模、工数、進捗、品質、――などのデータを自動的に収集してグラフ化し、状況を視覚的に把握できる(画面1)。

画面1:定量的なデータを用いて状況を可視化できる(出典:オープンストリーム)画面1:定量的なデータを用いて状況を可視化できる(出典:オープンストリーム)
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 オープンストリームは従来、プロジェクト管理ソフトウェア「EPM Base」をオンプレミスで提供してきた(関連記事オープンストリーム、予実管理ができる定量的プロジェクト管理ソフト)。今回、同ソフトをSaaS型のクラウドサービスに変え、新しい製品名とした。プランとして、月額制で提供するクラウドサービス型のプランと、年額性で提供するオンプレミス版を用意している。

 EPM BaseとEPM Cloudにおいて、定量データはプロジェクト管理ツール「Redmine」で収集・管理する。Redmineと親和性の高いSubversionやGitなどの構成管理ツールを介して、文書やプログラムの変更情報を自動的に収集する。Redmineのプラグインを介してExcelデータやCSV(カンマ区切り形式)データを取り込むこともできる。

 データを集計してレポートを作成する手段として、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェアの「Pentaho」を標準で搭載している。ソース規模や工数などの定量的な基本データを集計し、レポートを作成できる。レポートの作成時刻を指定して夜間バッチ処理などを実行することもできる。プランと価格は表1のとおり。

表1:「EPM Cloud」のプランと価格
プラン名 フリープラン(1カ月限定) スタータープラン ベーシックプラン エンタープライズ(オンプレミス版)
価格(税別) 無料 月額9800円 月額9万8000円 年額150万円
アカウント数 30 30 無制限 無制限
プロジェクト数 5 10 100 無制限
ストレージ容量 10GB 10GB 150GB 無制限
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