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PostgreSQLをGUI操作する「SI Object Browser for Postgres 20」、待機イベント情報を確認可能に

2020年6月22日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

システムインテグレータは2020年6月22日、PostgreSQLのデータベース操作をGUIで実行するデータベース操作/開発支援ツールの新版「SI Object Browser for Postgres 20」を発表した。アシストが同日付で販売を開始した。新版では、PostgreSQLの商用版で米EnterpriseDBが販売している「EDB Postgres 12」に対応した。

 システムインテグレータの「SI Object Browser」は、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)をGUIで操作・管理するデータベース操作/開発支援ツールである(関連記事PostgreSQLをGUIで操作できる「SI Object Browser for Postgres 19」、ストアドプロシージャのデバッグが可能に)。

 RDBMSに接続して、テーブルなどの各種オブジェクトを作成/編集したり、ストアドプロシージャを作成したり、SQLを実行したりできる。RDBMSが標準で備えるソフトウェアツールよりも機能が高く、テストデータを自動作成する機能や、テーブル定義書などの各種ドキュメントを出力する機能なども備える。

 SI Object Browserには、各種RDBMSに対応した製品がある。Oracle Database、SQL Server、DB2、HiRDB、Symfoware、PostgreSQLを操作できる。今回、PostgreSQLを操作できる「SI Object Browser for Postgres」をバージョンアップし、2020年版をリリースした(バージョン番号は西暦下2桁の20)。

 PostgreSQL版の新版では、EDB Postgresの最新版にあたるEDB Postgres 12に対応した。EDB Postgresは、PostgreSQLをエンジンに採用しつつ、企業向けの機能群を追加した上位の商用エディションに相当する。データベース管理ソフトウェアや性能診断ソフトウェアなどのツール群やサポートサービスで構成する。

 新版ではさらに、待機イベント情報を確認できるようにした(図1)。待機イベントとは、EDB Postgresのプロセスがどのような処理で待っているかを示す情報である。データベースのパフォーマンスが悪化した場合、待機イベント情報を確認することによって、障害のボトルネックを簡単に特定できる。

画面1:待機イベント確認画面(出典:システムインテグレータ)画面1:待機イベント確認画面(出典:システムインテグレータ)
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 価格(税別)は、クライアントライセンス×1ユーザーの場合、ダウンロード版が4万6500円、保守費用が2年間で1万8600円。クライアントライセンス×10ユーザーの場合、ダウンロード版が16万6500円、保守費用が2年間で6万6600円。クライアントライセンス×100ユーザーの場合、ダウンロード版が68万4500円、保守費用が2年間で27万3800円など。

 なお、アシスト提供のEDB PostgresサブスクリプションとPostgreSQLのプロダクトサポートサービスを契約しているユーザーに対しては、契約数に応じてSI Object Browser for Postgresのクライアントライセンスを無料で提供する。例えば、PostgreSQLサーバーの製品サポート契約につきクライアントライセンス×1を無料で提供する。

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