ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード)は2020年8月18日、独SAPと提携し、PaaS「SAP HANA Enterprise Cloud」をユーザー企業のオンプレミスで利用できるようにすると発表した。SAPが「SAP HANA Enterprise Cloud, customer edition」の名称でサービスを開始する。ユーザー企業のオンプレミスのITシステムを“as a Servece”化する「HPE GreenLake」と共に提供する。
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード)は独SAPとの提携によって、PaaS「SAP HANA Enterprise Cloud」をユーザー企業のオンプレミスで利用できるようにする。
SAP HANA Enterprise Cloud, customer editionは、PaaS型クラウドサービスのSAP HANA Enterprise Cloudを、ユーザーが望む任意のデータセンターやコロケーション施設で、マネージド型で提供するサービスである。ユーザーは、自社のSAPソフトウェア環境とデータをオンプレミスで維持しながら、サブスクリプション型のマネージドサービスとして利用できる。
SAPは、SAP HANA Enterprise Cloud, customer editionの提供にあたり、HPEのサービス「HPE GreenLake」を組み合わせて利用する。HPE GreenLakeは、ユーザー企業のオンプレミス環境にITシステムを設置し、これをサブスクリプション型のマネージドサービスとして提供するものである(関連記事:HPE、2022年までの3年間で全製品をサービス化、特にオンプレ資産のサービス化に注力)。
システムを支えるハードウェアの供給、導入、管理は、HPEが実施する。コンピュート、ストレージ、ネットワークなどを、SAPソフトウェアに合わせて設定して提供する。