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カナデン、次期経営管理基盤にSAP S/4HANAを採用、SAPの標準モデル「i-ESM」を適用

2020年8月24日(月)IT Leaders編集部

カナデンは、次期グローバル経営管理基盤として、SAP S/4HANAを採用した。特徴は、SAPジャパンが提供する標準モデル「インテリジェントエンタープライズ標準ソリューションモデル(i-ESM)」を採用した国内初のプロジェクトである。システムの構築およびプロジェクトマネジメントはアイ・ピー・エス(IPS)が実施する。SAPジャパンが2020年8月20日に発表した。

 カナデンは、三菱電機グループ・東証一部上場のエレクトロニクス技術商社である。FAシステム、ビル設備、インフラ、情通・デバイスの4分野で、各種メーカーや官公庁など幅広い業界に製品を納めている。

 同社では、これまでスクラッチ型の独自システムを利用していた。しかし、長年の利用によりシステムが複雑化し、バックオフィス作業の煩雑化による営業効率の低下が課題になっていた。

 次期システムとして複数製品が候補が上がるなか、最終的にSAP S/4HANAを選択し、IPSのi-ESMを採用した。i-ESMは、基幹システム(ERP)およびAI、機械学習、RPA(ロボットによる業務自動化の取り組み)などのデジタル技術の導入短縮化と業務品質向上を支援する標準モデルである。

 IPSのパッケージ「EasyOne Trading」には、カナデンの業務にも対応できる業務フローやアウトプットが用意されていたという。システム構築に時間や人的リソースをかけず、自社の業務を見直すことに集中できるとしている。

 また、これまでの基幹系システム導入には高額な予算が必要で、プロジェクトも長期間にわたっていた。EasyOne Tradingを採用することで、短期間での導入が可能になり、その分コストの削減にもつながるという。

 カナデンは、SAP S/4HANAを導入し、業務の見直しを図ることで、会社全体の生産性と顧客に対するサービスレベルを向上し、顧客満足度を高めることを目指している。また、SAP Analytics Cloudを導入し、経営の可視化を図るとともに、情報活用の推進、将来予測の実施、より精緻な経営計画の立案を目指す。

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