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クラウディアン、KubernetesからS3互換ストレージ「HyperStore」を利用するためのプラグインをリリース
2020年8月28日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
米クラウディアン(Cloudian)は2020年8月27日(米国現地時間)、コンテナ運用基盤「Kubernetes」の環境下で、同社のオブジェクトストレージ「Cloudian HyperStore」をセルフサービス型で動的にプロビジョニングできるツール「Kubernetes S3 Operator」をリリースした。同年8月28日に同社日本法人が国内発表した。コンテナアプリケーションに外部ストレージを簡単に割り当てられるとしている。GitHubから入手して無料で利用できる。
クラウディアンの「Cloudian HyperStore」は、米クラウディアンが開発・販売する、Amazon S3互換のオブジェクトストレージソフトウェアである。オンプレミス環境や任意のクラウド環境にインストールすることで、Amazon S3互換APIでデータにアクセス可能なストレージを構築できる。汎用PCサーバー3台の最小構成からスモールスタート可能で、数PBを超える規模まで容量を拡張できる。
今回、コンテナ運用基盤であるKubernetesの環境下で、Cloudian HyperStoreのストレージをセルフサービス型で動的にプロビジョニングできるツールとして、Kubernetes S3 Operatorをリリースした(図1)。コンテナアプリケーションに対して、コンテナアプリケーションが利用するストレージを簡単に割り当てられるようになる。
Kubernetes環境から外部ストレージにアクセスする手法として、Containers Storage Interface(CSI)を利用する。今回リリースしたKubernetes S3 Operatorは、Kubernetesの機能を拡張するプラグインであり、CSIを介してCloudian HyperStoreにアクセスできるようになる。