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富国生命、クラウド名刺管理「Sansan」を導入、Salesforceとの連携で営業強化

2020年9月3日(木)IT Leaders編集部

富国生命保険は、クラウド名刺管理サービス「Sansan」を導入した。クラウド型のCRM(顧客関係管理)サービスであるSalesforce.comとSansanの名刺データを連携させて営業組織を強化する。Sansanが備えるオンライン名刺機能も活用する。Sansanが2020年9月2日に発表した。

 生命保険業界は異動の機会が多く、人脈の蓄積や引き継ぎの効率化が求められている。これに対して富国生命は今回、クラウド名刺管理サービスのSansanを導入した。名刺情報を管理するとともに、名刺データをCRMのSalesforce.comと連携させて業務を効率化する(図1)。

図1:Salesforce.comとSansanを連携させた利用イメージ(出典:Sansan)図1:Salesforce.comとSansanを連携させた利用イメージ(出典:Sansan)
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 Salesforce.comの活用にあたっては、顧客データを蓄積する必要がある。Sansanを使うことによって、デジタル化した名刺情報を自動的にSalesforce.comに入力できる。富国生命は、Sansanの導入と合わせて、同じ法人営業領域でSalesforce.comの活用も開始している。両ツールを組み合わせることで、デジタル上で正確性と網羅性の高い顧客管理・活動管理の構築を図る。

 また、名刺をデジタル化することによって、人脈情報の共有を属人的な形ではなく、システマチックに行うことが可能になる。富国生命はこれまで、各グループ内で限定された人脈の蓄積や共有を行ってきた。これを改善し、より効率的で、抜け漏れのない人脈の共有ができるようになる。営業活動のすれ違いの低減や、異動・退職にともなう引き継ぎ漏れの防止を図る。

 オンライン名刺機能も活用する。同機能では、Sansan上でデジタルの名刺を持てる。オンラインの商談やイベントの開催時に名刺を交換できるようになる。コロナ禍でも受注率の向上につなげたいとしている。

 なお、Sansanは、クラウド型の名刺管理サービスである。名刺をスキャナやスマートフォンアプリで読み取ることで、名刺情報をデータ化できる。AI技術によって、企業内の人脈を管理・共有できる。社内の連携を促進する機能や、顧客データを統合・リッチ化する機能も備えている。

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