インターナショナルシステムリサーチ(ISR)は2020年11月17日、SaaSへのSSO(シングルサインオン)機能とアクセス制御機能を提供するクラウド型のゲートウェイサービス「CloudGate UNO」を強化すると発表した。2020年12月21日から、CloudGate UNOの全てのプランでFIDO2に準拠したパスワードレス認証機能を標準で使えるようにする。
CloudGate UNOは、SaaS型のクラウドサービスや任意のWebアプリケーションへのアクセスを仲介するゲートウェイサービスである(関連記事:ISR、SSOサービス「CloudGate UNO」へのログインをパスワードレスに、FIDO2に準拠)。クラウドサービスを便利かつ安全に利用できるようにする。
機能として、複数のクラウドサービスへのログイン認証を簡素化するSSO機能と、IPアドレスやユーザー、デバイスなどの条件に応じてクラウドサービスへのアクセスを制限する機能を提供する。SSO機能は、SAML 2.0または、OpenID Connectに準拠したSaaSで利用できる。さらに、WebフォームへのID/パスワードの代理入力もできるので、任意のWebサイトにログインできる。
プランは4つある(図1)。1ユーザーあたりの価格(税別)はそれぞれ、「スタンダード」(Standard)が月額200円、「エンタープライズ」(Enterprise)が月額300円、「エンタープライズプラス」(Enterprise Plus)が月額500円、「スマートパック」(SmartPack)が月額600円。現状では、エンタープライズプラス以上のプランでFIDO2準拠の認証機能が利用できる。
図1:SaaSへのSSO機能とアクセス制御機能を提供するクラウド型ゲートウェイサービス「CloudGate UNO」のプラン。2020年12月21日からは全プランでFIDO2準拠のパスワードレス認証を標準で利用できるようにする(出典:インターナショナルシステムリサーチ) 2020年12月21日からは、これまでエンタープライズプラス以上のプランで利用できていたFIDO2準拠の認証機能を、全プランで標準で利用できるようにする。全てのプランにおいて、FIDO2に準拠した認証デバイスを使って、パスワードを入力することなく、CloudGate UNOにログインできるようになる。また、2020年12月19日からは、FIDO2認証デバイスの一例として、iPhone/iPad(iOS 14)のTouch ID/Face IDを使ってCloudGate UNOにログインできるようにする。
なお、FIDO2では、公開鍵暗号方式を用いたチャレンジ&レスポンス型の認証を実施する。指紋や顔認証などの生体認証を経た後、ログイン先であるCloudGate UNOから受け取るデータに電子署名を施して返信し、CloudGate UNO側で電子署名を検証する仕組み。利用にあたっては、あらかじめユーザー登録を経て署名の検証に必要な公開鍵をCloudGate UNOに登録しておく必要がある。
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