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NRI、DX推進に必要な組織能力の診断・ベンチマークサービス「DiMaC」を開始

2020年12月3日(木)IT Leaders編集部

野村総合研究所(NRI)は2020年12月2日、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に必要な組織の能力を網羅的に診断・ベンチマークするサービス「DiMaC(Digital Management & Capability assessment)」の提供を開始した。同業種・同売上規模の企業や先進企業群などと比較することで、自社のポジションを把握できるとしている。

 野村総合研究所(NRI)の「DiMaC」は、DX推進に必要な組織能力の現状を網羅的に診断し、ベンチマークによって自社のポジションを可視化したうえで、デジタル化を推進するための課題と対策を明らかにするサービスである(図1)。

図1:DiMaCで生成するレポートのイメージ(出典:野村総合研究所)図1:DiMaCで生成するレポートのイメージ(出典:野村総合研究所)
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 DXを推進するには、DXにより実現する未来を描く機能(Vision)、推進する機能(Governance)、実行する機能(Capability)が必要である。DiMaCでは、独自に作成した診断項目を用いて、Vision、Governance、Capabilityそれぞれのレベルを診断する。

 診断項目は、国内外の著名なフレームワーク(経済産業省「DX推進指標」、COBIT、ITIL、SIAM、VeriSM、SAFeなど)を解釈したうえで策定した(関連記事「DX推進指標」レベルを280社が自己診断、結果から浮かび上がる“6つの頂”とは)。

 金融、機械製造、素材・他製造業、建設、流通、運輸・通信・インフラ、情報サービス、その他サービス業など幅広い業種データを用意した。同業種や売上規模が近い企業、先進企業群との比較もできる。

 診断対象となる企業・部門に対し、事前にインタビューで現状を把握したうえで診断する。診断結果から、デジタル化推進の課題を分析し、実効的な対策を提示する。通常、約1~2カ月で、インタビュー、課題分析、対策整理までを実施する(実施期間は、診断対象組織の規模や数に応じて変動する)。

 背景について同社は、不確実性が高い現在のビジネス環境では、試行錯誤しながら、柔軟にデジタル化を推進するための組織能力が求められることを挙げる。「しかし、そもそもどのような能力が必要となるのか、それがどの程度自社に備わっているのかを理解することは困難である」(同社)。

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