[事例ニュース]

平田タイル、商品開発と販促の強化を目的に新しいデータ活用基盤を構築

Oracle Autonomous Data WarehouseとOracle Analytics Cloudを導入

2020年12月7日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

建築用内外装タイルなどの卸売業を営む平田タイルは、基幹システムの受注データと販売データを一元化し、外部データと合わせて分析するためのデータ活用基盤を構築した。2020年5月から稼働させている。商品開発や販促活動において、自由度の高い分析やタイムリーなデータ分析が可能になった。ミドルウェアとして「Oracle Autonomous Data Warehouse」と「Oracle Analytics Cloud」を導入した。日本オラクルが同年12月7日に発表した。

 平田タイル(本社:大阪市西区)は、建築用内外装タイルなどの卸売会社。同社の開発営業本部は、オリジナル商品の開発と販売に加えて、輸入タイル商品のリブランディング販売を行っている。

 従来は、市場の動向やトレンドを把握するため、基幹システムから抽出した売上、在庫、受発注データなどの定型レポートや、全国の営業担当者による顧客へのヒアリング内容を活用していた。

 しかし、市場や顧客ニーズが急速に変化する中、現状をより客観的に把握することの重要性や課題意識が高まっていた。そこで、顧客の行動データなどとの照合を試みたが、データ規模が大きく、表計算ソフトウェアでは十分に分析できない状況だった。

 この状態を解消すべく、平田タイルは新しいデータ活用基盤の構築に着手。日本オラクルの「Oracle Autonomous Data Warehouse」と「Oracle Analytics Cloud」を選定した。エンドユーザーみずから必要なときに必要なデータを活用できるセルフサービス型の分析環境を構築した。

 新しいデータ分析基盤の活用により、データ量が増加しても安定した性能で集計、分析が行えるようになった。データ分析範囲の拡大や外部データとの照合など、基幹システムの社内ビッグデータを多面的に分析できるようになった。

 Oracle Analytics Cloudの機械学習機能を使って、トレンドを分析したり、顧客の嗜好遷移を資材や市場ごとなどの多様な軸で分析したりできるようになった。商品の企画開発や営業販促活動でのデータ活用が進んでいる。今後は、外部データを合わせて、市場動向の変移把握や予測分析にも取り組む。

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