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透かし文字をPC画面に表示して情報漏洩を抑止、サイバーフォートレスの「ScreenWaterMark」

2021年1月6日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバーフォートレスは2021年1月6日、情報漏洩対策としてウォーターマーク(透かし文字)をWindows PCの画面に表示するソフトウェア「ScreenWaterMark」(開発元:米xSecuritas)の販売を開始した。画面キャプチャやスマートフォンでの撮影といった情報漏洩につながる行為を抑止する。ライセンスは月額/年額/買い切りの3種類で、個別見積もり。

 サイバーフォートレスの「ScreenWaterMark」は、米xSecuritasが開発した情報漏洩対策としてウォーターマーク(透かし文字)をWindows画面に表示するツールである(画面1)。

 管理対象のWindows PCに専用のエージェントソフトウェアをインストールして運用する。エージェントソフトウェアは、管理用パスワードを入力しないと終了/削除できない仕組み。対応OSは、Windows 7以降およびWindows Server 2008 R2以降となっている。

画面1:情報漏洩対策としてウォーターマーク(透かし文字)をWindows PCの画面に表示する(出典:サイバーフォートレス)画面1:情報漏洩対策としてウォーターマーク(透かし文字)をWindows PCの画面に表示する(出典:サイバーフォートレス)

 管理コンソールからウォーターマークの表示ポリシーを設定できる。設定した表示ポリシーは、エージェントソフトウェアをインストールしたWindows PCに自動で反映される。低価格版の「Businessエディション」では、管理者用のWindows PCに管理コンソールをインストールして運用する。上位版の「Enterpriseエディション」では、Webアプリケーション版の管理コンソールを提供する。

 ウォーターマークとして表示できる情報は、任意の文字列、日付や時間、ユーザー名/IPアドレスなどの固有情報、画像などである。フォント、サイズ、表示位置、角度、透明度、色、点滅表示などを自由に設定できる。文字背景の色、アウトラインの有無など視覚的な表現も可能である。4種類の画像フォーマット(GIF、JPG、PNG、BMP)に対応している。

 使うアプリケーションに応じて、ウォーターマークの表示を制御できる。ウォーターマークを表示させたいアプリケーションを設定しておくことで、設定したアプリケーションを使っている時に限ってウォーターマークを表示させられる。この反対に、設定したアプリケーションを使っている時に限ってウォーターマークを表示しない使い方もできる。

 曜日や時間を指定して、1週間のうちの特定のタイミングでウォーターマークを表示する運用ができる。また、日付や期間を指定して、一定期間の間ウォーターマークを表示させる運用ができる。ユーザーごとやユーザーグループごとに、それぞれ異なるウォーターマークを表示させる運用もできる。

 ユーザーがPC画面をキャプチャしたり印刷したりした時は、操作ログを記録する。「いつ」「だれが」「どのような画面」をコピーしたのかを管理コンソールから確認できる。

 オプションで、印刷時にウォーターマークを含めて印刷できる「OutputWatermark」(アウトプットウォーターマーク)を用意した。設定したウォーターマークを印刷したり、QRコードを生成してウォーターマークとして出力したりできる。

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サイバーフォートレス / ScreenWaterMark / 情報漏洩対策 / Windows

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