トランスコスモス・テクノロジーズは2021年1月18日、ハートコアと業務提携し、従業員の業務を可視化するタスクマイニングツール「CONTROLIO」(開発元:米EfficientLab)の導入・活用支援サービスを開始した。
タスクマイニング(Task Mining)は、詳細なPCログデータを収集して分析することによって、個々のタスクレベルでの課題や問題点を発見する分析手法である。ログから、従業員の稼働状況、作業内容、閲覧サイトや外部機器接続などを確認する。これにより、各自の勤怠状況を把握したり、情報セキュリティ面でフォローしたりできるようになる。ソフトウェアでログを収集する手法は、ヒアリングよりも正確かつ効率的に情報を収集できる。
「CONTROLIO」は、米EfficientLabが開発し、国内ではハートコアが販売するタスクマイニングツールである(画面1)。従業員がPC上で行う業務を、1操作単位で捕捉・記録し、分析する。これにより、業務内容を可視化できる。リモートワークやテレワークにおける従業員の評価に利用する事例が多く、社員のモチベーションや生産性の向上を見込める。オンプレミスとクラウドの両環境をサポートしている。
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トランスコスモス・テクノロジーズは今回、CONTROLIOの導入・活用支援サービスを提供する(図1)。PC操作のログから、各個人の業務を可視化/分析する。ログを分析して発見した課題については、RPA(ロボットによる業務自動化)の導入やシステム構築などをワンストップで提供する。
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同社は背景として、業務の効率化や生産性の向上が求められる一方、多くの企業が在宅でのリモートワークを推進している状況を挙げる。リモートワークに関しては、従業員の労務管理やセキュリティなどについての課題が見られるとしている。