コンテックは2021年2月2日、OSをシャットダウンせずに電源を切っても壊れない組み込み用途のPC「ボックスコンピュータ BX-T210」の受注を開始した。内蔵キャパシタの電源を使ってSSDを安全な状態にしてから電源を切る「電断プロテクト」機能を搭載している。Windows 10 IoTの書き込みフィルタ機能と併用することで、シャットダウン処理なしで安全に電源をOFFにできる。価格はオープン。
ボックスコンピュータ BX-T210は、産業機器のコントローラや操作端末の用途に適した、組み込み用途のPCである(写真1)。サイズは、A5用紙ほどで、厚みは約30mm。使用温度範囲は摂氏-20~70度。耐振動性(5G)と耐衝撃性(100G)を備える。筐体はファンレスで、ストレージはSSD。OSは、組み込み用途のWindows 10 IoT Enterprise 2019を搭載する(OSなしモデルも用意した)。
写真1:「ボックスコンピュータ BX-T210」の外観拡大画像表示
最大の特徴は、OSをシャットダウンせずに安全に電源をOFFにできるハードウェア機構として、「電断プロテクト」機能を搭載していることである。電源を切って電圧が低下すると、内蔵するキャパシタから電源を供給し、この間に、SSDを電源を切っても構わない状態にする。
電断プロテクト機能と、Windows 10 IoTが備える書き込みフィルタ機能(Unified Write Filter)を併用することで、シャットダウン処理なしで安全に電源をOFFにできる。なお、書き込みフィルタは、SSDへの書き込みを書き込みキャッシュで処理し、実際にはSSDへの書き込みを行わない機能である。再起動によって、OSへの変更をなかったことにできる。
CPUは、クアッドコアのIntel Atom x5-E3940を1基搭載。メモリーは8GB。SSDは32GB(iSLC)または64GB(MLC)で、M.2スロットに接続している。交換が容易なCFastカードスロットも備えており、ログや収集データの書き込み領域として利用できる。無線通信機能(IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2)を備えるモデルと備えないモデルを用意している。
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