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三菱UFJモルガン・スタンレー証券、CRMを「Salesforce Financial Services Cloud」で刷新

2021年2月8日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は2021年2月8日、顧客サービスを向上させるため、新しいCRM(顧客関係管理)システム「アドバイザリーポータルシステム」を導入した。CRMソフトウェアとして、金融機関向けクラウドサービス「Salesforce Financial Services Cloud」(FSC)を採用した。これまで使っていたCRMシステムを更改してFSCと融合させた。システム構築は日立製作所が実施した。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、顧客サービスを向上させるため、CRMシステムを刷新した。CRMシステムとして、Salesforce Financial Services Cloud(FSC)を採用した。CRMの刷新にあたっては、約50の関連システムと連携する既存のCRMシステムを更改し、FSCと融合させた。これにより、短期間でCRMシステムを構築した。

 FSCでは、預り資産残高、他社資産残高、運用目標・実績などを管理できる。顧客本人だけでなく、家族全体の資産状況を反映できる。このため、進学や不動産購入などのライフイベントを考慮し、顧客の中長期ライフプランに沿って資産の運用をアドバイスできる。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は今後も、営業活動の分析機能やAI連携など、デジタル技術を活用して顧客サービスの強化を図っていく。各種のニーズに応えるアドバイザリ型事業の強化に取り組んでいく。

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