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ミスターミニット、グローバル連結経営管理基盤を構築、Oracle Fusion Cloud EPMを採用

2021年2月9日(火)IT Leaders編集部

靴修理などのリペアサービス全国チェーン「ミスターミニット」を運営するミニット・アジア・パシフィックは、グローバル拠点の決算業務プロセスを標準化して連結決算報告を迅速に行うことを目的に、新しい連結経営管理基盤を構築した。日本を含むアジア太平洋地域5カ国約650店舗をカバーして、グループ全体のガバナンスを強化する。クラウド型経営管理ソフトウェア「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management」(EPM)を採用した。日本オラクルが2021年2月8日に発表した。

 ミスターミニットは、1957年にベルギーで創業して以来、靴修理と合カギ作製のサービスを主な事業としている。靴修理・合カギ作製以外に、時計の電池交換・修理などの新たなサービスを追加して店舗数を拡大しており、日本で約300店舗、5カ国合計で約650店舗(2021年1月時点)を運営している。

 ミニット・アジア・パシフィックは従来、海外子会社を含む連結財務諸表を作成する際に、表計算ソフトで各国の財務データを収集し、日本本社で手作業による集計・各種連結処理・レポート作成を行っていた。このため、作業に時間がかかり、収支状況の把握に約10営業日を要していた。

 各国で表計算ソフトをカスタマイズしているため、業務の可視化ができず、日本本社のガバナンスが効きづらい状態だった。これを改善するため、属人化の排除、決算報告の標準化と早期化、本社のガバナンス向上、連結決算業務の見直し、などが急務だった。

 利用者の多くが海外子会社に所属していることから、新しい連結経営管理システム導入の要件として、グローバル対応を重視した。そこで、「Oracle Fusion Cloud EPM」を採用した。連結経営管理テンプレートを活用できたほか、日本の制度連結も含めて、標準化したプロセスに沿ったパッケージとして導入できた。

 導入プロジェクトは、日本オラクルのコンサルティングサービス部門が2020年5月から構築を開始し、2020年10月に日本本社での稼働を開始した。現在、海外拠点に展開中で、2021年4月の稼働を予定している。日本と海外拠点の決算業務プロセスを標準化・効率化し、連結決算報告にかかる時間を約3分の1に短縮することを目指す。

 また、既存店成長率や店舗数などの非財務情報であるKPIも、「Oracle Fusion Cloud EPM」上で一元管理する考えである。

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