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バルテス、AIシステムの品質向上支援サービス「AI Quality」を2021年6月に提供

2021年4月14日(水)IT Leaders編集部

ソフトウェアテスト/品質向上支援サービスを提供するバルテスは2021年4月13日、AIシステムの品質向上支援サービス「AI Quality(アイクオリティ)」を発表した。同年6月1日から提供する。ユーザーの抱える課題に即して、AI利用の各工程における品質向上の取り組みを支援する。

 バルテスの「AI Quality」は、AIシステムの品質保証を支援するサービスである(図1)。AIプロダクトの開発における上流(プロジェクト計画・要件定義・設計)から下流(結合・システム・受入テスト)まで、各工程における品質保証の取り組みを支援する。

図1:AI Qualityの概要(出典:バルテス)図1:AI Qualityの概要(出典:バルテス)
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 システム開発において作成する各種ドキュメント(プロジェクト計画書、要件定義書、各種設計書・計画書など)について、バルテス独自の「AIチェックリスト」で網羅的にレビューを実施し、改善点を提案する。従来のシステム開発における観点に加えて、 AI導入特有の観点も取り入れることで、特にプロジェクト前半に起こりうる問題を早期に検出し、プロジェクトの手戻りを防止する。

 独自のテストプロセスおよびIEEE829ドキュメント(ソフトウェアテストドキュメント標準)をAIシステムに対応した。テスト専門会社としてこれまでに得たナレッジを活用し、 AI特有の観点も考慮した抜け漏れのないテストを実施するとしている。

 プロジェクト後半のテスト工程(結合テスト、システムテスト、ユーザー受入テスト)においては、トータルでの品質が確保されていることを確認し、システム全体の品質向上を支援する。

 AIシステム導入における課題例として、バルテスは以下を挙げている。

  • AIを導入したいが、PoC(概念実証)を繰り返してばかりで進まない
  • 品質面で、何をどこまで検証すればよいかわからない
  • インプットとアウトプットが膨大となり、テスト工数が膨れ上がる
  • 明確な期待値を設定しにくい

 サービス提供の背景として同社は、昨今、自動会話プログラム「チャットボット」や、対話型の音声操作に対応する「スマートスピーカー」などAI搭載製品が生活に浸透してきた状況を挙げる。同社によると、政府によるデジタル変革の方針により、今後もAI活用の取り組みが活発になることが予想できるが、一方で、走者がこれまで支援してきたAI導入企業の多くは、品質保証プロセスに対する課題や疑問を抱えていたという。

 バルテスは2004年の設立以来、ソフトウェアテストをメインとした品質向上支援サービスを提供している。年間1800件以上のプロジェクトに携わっているという。特に上流工程における品質コンサルティングおよび体系的なテストエンジニアの教育プログラムを強みとしている。

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